創造の拠点

パウル・クレー展を観てきました
 
 初めて観たクレー(1879~1940)の画は、1938年に描かれた「眼」でした。。右目だけが描かれ、色彩は茶、緑、こげ茶の線が4本。
クレーの自画像そのものの「眼」。この眼差しは何を観、何を想っているのか、いつか実物をみたいと思っていました。今回の展覧会には、「眼」の展示はありませんでしたが、クレーがフロイドやユングと同世代の人であり、ナチスが台頭する時代背景を考えると、この画の眼差しは人の心に潜む源初的なものに注がれているようです。「野原にある記号」「この星はおじぎをさせる」「思いきり量って」など、思索的な画題からも内面の奥深さが伝わってきます。クレーの創造のみなもとに思いを巡らせ、観想の世界に浸っています。
お薦めの本
 「クレーの天使」著者谷川俊太郎 講談社 1500円
 「クレーの絵本」著者結城昌子 小学館  1440円
 「クレーの贈り物」 編者コロナ・ブックス編集部 平凡社1600円 

    早朝に咲くからすうりの花
      
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by nakazenoie | 2011-08-04 14:46